駒形克己が描く絵が、ジークレー版画に。

毎月選ばれる「今月の絵」

3月は、PIECESシリーズより駒形克己の新作ジークレー。

欲しい絵がいつでも手に入るとは限らない、この企画。

このぜひこの機会に。

一関の磐井川で冬を越した白鳥たちが、

北へと渡る姿を毎年見送っている駒形克己。

そんな白鳥たちの姿を描いた絵から作られた一冊「ALONE」

これは、群れに取り残されてしまったある一羽の白鳥のものがたり。

東京から一関へ移動する新幹線の中、

目にする車窓からの風景。

移り変わる車窓からの風景を1ページずつおさめた一冊「RAIN」

雨の中、東京から一関へ向かった先に広がる景色は・・・。

余命２ヶ月と言われた11年前の急性白血病。
10ヶ月の入院と骨髄移植を受け復帰。
今年の3月、食道にガンが見つかり
治療しながら制作を続けている過程で、
ものごとの「はじまりとおわり」を強く意識した駒形克己。
そんな中、今年9月の展示に向けておこなった新しい試み。
それは「はじまりとおわり」の絵をさきがけて描き、
その後にストーリーを育むというもの。
展示した10の構想の計20点の「はじまりとおわり」の絵のうち
まず2つの構想から先駆けて仕上げられたのが「ALONE」と「RAIN」です。

Back