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​駒形 克己  Katsumi Komagata
造本作家・デザイナー

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 日本を飛び出し、世界で活躍してきた駒形克己。日本デザインセンターを経て、1976年渡米。1980年より、アメリカの3大ネットワークCBSニューヨーク本社でグラフィックデザイナーとしてキャリアを積む。(未刊行絵本「I Love New York」のためのイラスト1981-83  写真①)

 1983年に帰国し、1990年子どもの誕生をきっかけに既存の形にとらわれない絵本の制作を開始(LITTLE EYESシリーズ「FIRST LOOK」写真②)。1994年"1,2,3...KOMAGATA"展がフランス・ヴィルバーンの美術館にて開催、これを機に活動は世界へ。フランス、イタリア、スペイン、ポルトガルへと巡回。美術館や図書館など公共施設で開催され、またさまざまなワークショッププログラムを開発。さらにニューカレドニア、メキシコ、ブラジル、リトアニア、ポーランド、ロシア、韓国、中国へとその活動は広がる。(写真③ 1,2,3... KOMAGATA展 フランス・パリ ラビレット 1996 )

 2001年、フランス国立近代美術館ポンピドゥセンターより視覚障がい者に向けた本「折ってひらいて(写真④)」「LEAVES(写真⑤)」を刊行。2004年、フランス・グルノーブル市の依頼から、ブックスタート「ほしが ねむる ところ(写真⑥)」が発刊。2012 年フランス国立アミアン美術学校の依頼で手話絵本を制作、その翌年、制作過程に密着した駒形克己ドキュメンタリー番組がWOWOWプライムにて放送され、同番組が国際エミー賞にノミネート。

 また優れた絵本に授与されるボローニャ・ラガッツィ優秀賞を2000年(「MINI BOOK」写真⑦)、2010年(「Little tree」写真⑧)、2016年(「日がのぼるとき」写真⑨)の3度の受賞。2007年にはボローニャ国際原画展の国際審査員を務める。2008年以降、ボローニャ国際児童図書展では、コロナ禍の年を除き、毎年「SMALL WORLD」のブースを展開している。

 国内では「小さなデザイン 駒形克己展」が、2019年より板橋区立美術館(写真⑪)、福岡三菱地所アルティアム、岩手県立美術館(写真⑩)、足利市立美術館、ヴァンジ彫刻庭園美術館、2022年にはパリ日仏文化会館に巡回。2020年「駒形克己 え!ほん展」が上田市立美術館(写真⑪⑫)、2022年おかざき世界子ども美術博物館にて開催。

 2006年GOOD DESIGN・ユニバーサルデザイン大賞(九州大学病院小児医療センター環境デザイン 写真⑬)、2007年GOOD DESIGN賞(つみ木 BLOCK'N BLOCK 写真⑭)他、受賞多数。2013年より立教大学非常勤講師、女子美術大学特任教授を定年退職まで続ける。

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